口内炎にビタミン剤は効きますか?
口内炎に対しビタミン剤は、治療よりも予防の効果があります。口内炎になってしまってから、ビタミン剤を飲んでも、治療の効果はあまり期待できませんが、予防として、ビタミン剤を毎日服用することは、効果的であるといえます。口の中を噛んでしまったり、口内炎ができたばかりの時期に、ビタミン剤を多めに摂取することで、口内炎がひどくならずに治るケースもあるようです。口内炎の種類にもよりますが、原因のひとつに、ビタミン不足があります。特に、ビタミンB群のビタミンB2やB6、ビタミンCなどが不足すると、口内炎になりやすいといわれています。
ビタミンB2は、粘膜を保護したり、細胞の成長促進、脂質・糖質代謝などに働き、口内炎だけでなく、肌や髪の毛、爪などにも大切なビタミンです。ビタミンB6は、タンパク質の代謝を促進し、正常な免疫機能を保つ働きをしています。また、ビタミンB2が不足すると、ビタミンB6の不足にもつながります。ビタミンB2は、納豆やウナギなどに、ビタミンB6は、イワシやカツオ、サンマなどの魚類に多く含まれています。
ビタミンCと聞くと、シミやソバカス、シワなどに効果があるというのが、いちばんに思いつきますが、口内炎にも大切な働きをしています。ビタミンCには、シミやシワに作用するのはもちろん、細菌やウィルスへの抵抗力を高めたり、ストレスをやわらげる働きがあります。ビタミンCは、イチゴやキウィーフルーツ、ブロッコリーなどに多く含まれていますが、熱や水に弱く、調理の過程で失ってしまいますので、注意が必要です。
市販されている口内炎の飲み薬は、ビタミン剤が主流です。ほとんどのビタミン剤は、ビタミンB2を主薬として、ビタミンB6やビタミンCなどの他のビタミンや成分をバランスよく配合しています。また、ビタミン剤は、「肌荒れ・にきび・口内炎」が一緒になっているものがほとんどで、製造・販売会社ごとに、成分内容は変わってきますので、自分に合ったビタミン剤を見つけてみましょう。
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