口内炎予防にうがい薬や洗口液
口内炎を予防するために、うがい液などを使用しますが、このうがい薬や洗口液を使う際のポイントがあります。殺菌成分が入っているうがい薬や洗口液をつかってブクブクうがいをして細菌の繁殖を抑えるという方法は、口内炎の予防にたいしても治療にたいしても有効な方法です。うがいは、塗り薬の前に行ったほうがよいでしょう。ただ、傷がある場合には殺菌成分が細胞にダメージを与えてしまいます。
そのため傷の修復を遅らせてしまいますので、うがい薬や洗口液でブクブクうがいした後に水でうがいをしたほうがよいでしょう。ちょっと怖い話なのですが「口内炎だと思っていたら ・ ・ ・」違う病気だったということもあります。漫談家のケーシー高峰さんは、2005年5月に舌がんと診断されました。そして、2度に渡る手術を受けたそうです。
初期の頃は、口内炎のような症状でした。そして白板症(はくばんしょう)という病変でした。執刀した医師の話によると「口内炎だと思ってほうっておいたら、実は『がん』だったという人も多くいる」と言われたそうです。このお話で注意していただきたいことは口内炎から「がん」に進行するわけではありません。前がん病変やあるいはがんの初期の状態のことを口内炎と間違える人が多いということです。